この日は、UKティーアカデミーにて、抹茶と煎茶のワークショップを開催させていただきました。
UKティーアカデミーは、2014年にロンドンでジェーン・ペテグリューさんらにより設立された、新しいお茶の学校です。
イギリスは、アフターヌーンティーでよく知られるようにお茶を飲む文化があることで知られています。
しかしながら、日本と同じように若い世代を中心にカフェではコーヒーを飲む方が一般的になっています。
そのような背景の中で、今の時代にフィットしながら、本格的なお茶文化を伝えるためにUKティーアカデミーは設立されました。
前回に引き続き、今回もこちらのUKティーアカデミーとのコラボレーションにて抹茶と煎茶のワークショップを開催させていただきました。
そしておぶぶのインターン卒業生であるケイトが現在、UKティーアカデミーで働いており、今回の日本茶ワークショップでもマーケティングから茶碗洗いまで大活躍してくれました。
また煎茶のワークショップでは、ルーマニアからほおぶぶインターン卒業生であるアレックスもサポートに来てくれました!
参加者の方は、UKティーアカデミーに在籍している方やロンドン在住の日本人の方が来てくださいました。
ですので、鋭い質問もバシバシ出てきて、なかなかに緊張感があり、楽しませていただきました。
やっぱりお茶に興味と情熱のある人たちとご一緒させていただくのは、単純に楽しいですよね。
この日ご紹介させてもらったお茶は、
抹茶ワークショップでは、
琥珀のほうじ茶
太陽の煎茶(春)
茎茶(つばめ)
てん茶
抹茶(さみどり)
煎茶ワークショップでは、
ほうじ茶(中炒り)
太陽の煎茶(夏)
大地の煎茶
玄米茶
かぶせ煎茶
和紅茶
でした。
抹茶ワークショップでは、参加された方の全員が、抹茶はご存知でしたが、抹茶の原料であるてん茶は初めて見る方ばかりでした。
また抹茶の製造過程で、葉脈を取りのぞくことやその取り除いた葉脈から、茎茶(つばめ)が出来ることは誰もご存知ありませんでした。
また煎茶ワークショップでは、春以外に夏や秋にお茶の収穫があることは、ほとんどの方がご存知ありませんでした。
そしてかぶせ煎茶の温度を変えての三煎の味わいの違い、茶殻のおひたしで茶葉が食べられること、日本の紅茶、和紅茶の存在を知っていただきました。
昨年に引き続き、コラボレーションして下さったUKティーアカデミーのジェーンさん、ケイトさん、そしてお集まりくださった皆さま、本当にありがとうございました。
目次【海外日本茶普及ツアー2017冬】ヨーロッパ5カ国編
目次【海外日本茶普及ツアー2017冬】ヨーロッパ5カ国編
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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