おぶぶインターン生

【茶器②】ティーポットと急須。

こちらのブログは2017年9月にインターンが英語で投稿したブログの翻訳です。

前回の【茶器①】茶碗・宝瓶・急須はご覧いただけましたか?

今回は、日本の急須と比較しながら、西洋のティーポットで日本茶をよりおいしく淹れる方法がわかります!最後までご覧ください♡

近年、日本の茶の湯に魅了される人が増えています。茶道には、シンプルで繊細な作法の中に優雅さが表現されています。実際に日本に来てみると【茶道の心】が人々の生活の中に根強く存在しているように感じられます。また、日本で茶道を体験すると感謝の気持ちが生まれますし、茶会が終わった後も、茶室の静けさや、茶を点てる亭主の計算され尽くした正確な動きが、私たちの心を穏やかにしてくれます。

しかし、家に帰り日常に戻ると茶道で体験した風景や雰囲気を、家で再現するのは少し難しい事かもしれません。

急須宝瓶といった日本の伝統的な茶器に比べ、中国茶器を起源とする西洋のモダンなデザインのティーポットは世界的にも一般家庭で愛用されるようになってきました。

東イギリス貿易会社がアジアからヨーロッパへ茶葉を運んだことで、高級ティーポットは洗練された社会的ファッションの一部となり、それ以来、ティーポットはお茶の象徴の一つとして確固たる地位を築いています。

Ryan Hyde’Tea Set’ – Ryan Hyde, Flickr

そのため、一般家庭だけでなくレストランやカフェでも既に持っているティーポットどのように日本茶に合わせるかというジレンマに直面しています。日本茶の心や雰囲気を反映させた日本茶の味をどう再現するか。また様々な茶葉や西洋の淹れ方で使われてきた道具をどう活用するべきなのか、、、

一番シンプルな答えは、日本茶を淹れるために新しい茶器を購入することです!!

しかし、新しい茶器を購入することできない場合はあなたが既に持っているティーポットをより理解することが大切です!

ティーポットを観察してみましょう

  • 茶葉をこすための金属製のフィルターやバスケットが付いている場合は、葉が茶器の中でより大きな動く事でできるように、それらを外すことをお勧めします。これにより、適切な水温で、風味をより豊かに抽出することができます!金属やプラスチックは、時間の経過とともに風味を吸収しやすいため、お茶の風味に影響を与えてしまいます。
  • ティーポットの素材もお茶の蒸らし時間に影響を与えます。例えば、陶器やガラス製のティーポットは、金属製よりも保温・断熱効果が高いため、蒸らし時間を短くする必要があります。金属製のティーポットは水温が下がりやすいので、蒸らし時間を調整する必要があります。
  • ティーポットのサイズは、日本の急須や宝瓶に比べるとかなり大きめです。茶葉の量によって、水の量を調整することになります!つまり、器が大きければ大きいほど、必要な茶葉の量も多くなります。また、茶葉は何度も蒸らすことができるので、1杯よりも何杯もお茶を飲むことができ、経済的です!
  • お湯の温度は、お茶を入れる上で最も重要なポイントです!お湯の温度によって風味が変わります。お湯の温度と蒸らし時間については、以前の記事「美味しい日本茶の淹れ方」でご紹介しています。

また、お茶を淹れた容器から別の容器に移し替えると、お茶がさらに蒸れるのを防ぐことができ、お茶が苦くならないのでおすすめです。お茶を淹れるときは、使用するお茶に合わせて水温を調整する必要があります(もうみんな知っていることですが!)。

Kayleigh InnesImage: Kayleigh Innes

このようなガラスの器に抽出したお茶を移し替えると、蒸らしすぎず完璧な抽出ができるだけでなく、美しい色も眺めることができます。Photo credit: Kayla Innes. (ケイリー・イネス)

お茶は楽しい経験であり、お茶の淹れ方の文化には大きな違いがあるものです。その違いを強調することで、ユニークで面白いお茶の体験ができます。例えば、高級な中国茶器をお持ちなら、玉露などの高級煎茶を入れる器として使ってみてはいかがでしょうか。また、角砂糖の代わりに日本茶の飴を入れるためのシュガーボウルを使うのも一案です。

手持ちのもので工夫するのは、いつだって面白いものです!日本茶を淹れることは、楽しいものであり、恐れる必要はありません!

大切なのは淹れるお茶を理解し、持っている道具を最大限に活用することなのです。

英語原文は、こちらです。

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