プレスリリース

【プレスリリース】成人式には、自分が植えた茶樹の茶で門出を

【町おこし】成人式には、自分が植えた茶樹の茶で門出を
~中学生、茶苗の植林。5年後初収穫の茶を成人式に~

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京都・和束町の農業ソーシャルベンチャー【京都おぶぶ茶苑】(代表:喜多 章浩 http://obubu.com/ 0774-78-2911)は、3月19日、地元の和束中学校とタイアップして中学2年生を対象とした茶苗の植林体験を行う。

和束町は、800年前から茶作りが行われている京都随一の茶産地。人口の半数以上が茶作りに携わっており、見渡す限り京都府景観資産登録地域第一号に認定された見事な美しい茶畑の景観が広がっている。

しかし、別な角度から見ると、茶の生産以外にこれといった産業がない和束町は、典型的な過疎の町。現在5千人を割り込みつつある人口が、2030年には2500人になるとの予測も出ているほど深刻だ。
過疎化の原因は複数あるが、そのひとつが若者の町外への流出。高校がない和束町では、中学を卒業すると全員が町外の高校に通うことになる。そのため、地元への物理的・心理的な結びつきが薄れ、高校を卒業した後の和束離れにつながっている面も否めない。

おぶぶ茶苑は、子どもたちに地元の産業である茶作りに興味を持ってもらいたいという思いから、昨年より小学生の茶苗の植林体験やお茶についての授業などを行ってきた。
そういった取組みの中で、子どもたちがもっとこの和束町の素晴らしさを実感し自分の町に誇りを持てるようになれば、若者の流出をとどめる力になれるのではないかと感じた。

そこで発案したのが、中学生の茶苗の植林。
あと少しで和束町で一日のほとんどの時間を過ごす生活がいったん区切りとなるこの中学時代に行うことで、残りの期間を自分の町を一歩深く知った状態ですごしてもらえるのではないかと考えた。

また茶樹は、植林後5年で初めてのお茶が収穫できる。中学2年の終わりに植林した場合、その木からお茶が採れるのは19歳のとき。つまり、翌年から自分が成人になるタイミングとなる。

そのお茶を、成人式の際に贈り、味わってもらいたい。

その思いを昨秋和束中学校に伝えたところ、「ぜひやりましょう!」と二つ返事をいただき、この3月の開催が実現した。
おぶぶ茶苑代表の喜多章浩は、自身が和束のお茶に惚れこんで20歳の時に和束に移住し、新規就農で茶作りに取り組んでいるだけに、和束町を若者の力で盛り上げていきたいという思いは深い。
小さい一歩ではあるが、こういった取組みのひとつひとつが重なっていくうちに、若者の心を動かし、和束町の活力につながっていくのではないだろうか。

【日時等】 2010年3月19日(金) 午前中  和束町の茶畑にて  
※場所をご案内いたしますので取材いただく際は事前にお電話ください。
 ※3月27日(土)には、一般募集での茶苗の植林体験も行います。


(参考)
▼ おぶぶ茶苑WEB「(一般向け)茶苗の植林体験」ページ
http://www.obubu.net/oblog/?p=4900

この情報のお問い合わせは、下記までお願いします。
お茶の通販・京都おぶぶ茶苑 合同会社          ※事務所または茶畑で取材いただけます
担当 松本 靖治 (まつもと やすはる)喜多 章浩 (きた あきひろ)
URL:http://obubu.com/ mail:obubu@obubu.com
電話:0774-78-2911 FAX:0774-78-2215 
619-1213 京都府相楽郡和束町大字南小字大生水4-4

>>プレスリリース(PDF版)

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