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日本茶の気になるワード「骨」ってなに?!を詳しく解説

突然ですが、みなさん「骨」って聞いたことありますか??

実は茶農家さんの間では頻繁に使われるワードのひとつなんです。

今日は、そんな日本茶にまつわる気になるワード「骨」について解説していきたいと思います!

結論から言うと「骨」とは、抹茶の原料である碾茶の収穫時に茶葉と一緒に刈り取られた小枝の部分です。

この枝の部分を茶業界では「骨」と呼んでいるんですね。 碾茶の骨なので略して「てんぼね」と呼ばれることもあります。

碾茶の製造工程では、葉っぱ以外のものは可能な限り取り除かれます。

そのため、碾茶工場で加工された茶葉は

こんな感じで

1 葉っぱを蒸して乾燥したもの(荒茶の碾茶)

2 取り除かれた枝や茎(碾茶の骨)

として2種類のお茶として詰められます。

この「骨」シールを初めて見た時は、あまりにもお茶とはかけ離れた連想しないワードだったので

お茶なのに「骨」?!なんで!?って驚きを隠せませんでした。

今では、骨シール付きのお茶を見ては、少しレアなものを見つけた気分になってワクワクしちゃいます!

そして碾茶工場で加工された、荒茶の碾茶は、抹茶工場での選別・挽き加工を経て、抹茶へと仕上げられます。

一方、碾茶の骨はその後お茶に加工されることはなく、一般的には市場には出回りません。

なんだか少しもったいない気分になりますよね〜。同じ手間暇かけて育てて、加工されたのに最終的にお茶にはならないなんて。

おぶぶでは、そんな業界では脚光を浴びない碾茶の骨も、焙じることで香ばしさをプラスし「ほうじ茎茶」としてお茶にしています。

茎や枝の部分だけのお茶ですので、普通のお茶に部分に比べてとてもスッキリしています。

もともとカテキンが少ない部位であり、高温で長い時間抽出しても苦くなることはありません。

とてもスッキリした甘味とほのかな渋みに加えて、香ばしさが楽しめるお茶です。

ぜひ一度お試しください!

碾茶の骨ほうじはコチラから→ https://www.obubu.com/SHOP/tw003.html

今日は、そんなお茶業界のちょっとした業界用語「骨」についてご紹介しましたが、

最後にもう一つ、世界の面白いお茶をご紹介します!

茎茶は世界的にみてもほぼ日本でしか作られていない珍しいお茶なのですが、

実は世界にはもう一つ、一風変わった茎のお茶があります。

それがAntlersと呼ばれるアフリカのマラウイで作られているお茶です。

このAntlersと呼ばれるお茶は葉でなく茎のみから作られていて、丁寧に摘み取られた後、茎のみを乾燥させて作ります。

特別な加工はあまりせずお茶の持つそのものの酸化酵素によって香りや味を変化させるので、白茶に分類されます!

白茶といえば、一芯二葉だけを使ったり、中には一芯のみで作ったりされることが多いので、

茎の部分で作る白茶はとてもとても珍しいです。

このマラウイの農家さんも、収穫している時に茎からいい香りがすることに気がつき

紅茶や烏龍茶などを作ってみたのですが、どれも味にパンチがなく思っていたお茶にはならなかったそうです。

試行錯誤を繰り返していたある日のこと、トマトの茎がトマトの実よりも香りが強く

トマトっぽいということからヒントを経て、この白茶を思いつきます!

そして出来上がったのが、茎茶の白茶「Antlers」です。

ちなみにAntlersというのは、オス鹿の角という意味で、この茎茶の見た目が似ていることからそう名付けられたそうです!

個人的には、碾茶の骨の白茶とか出来たら面白そうだとは思うのですが、碾茶工場は最初に蒸す工程があるので難しそうですね。

蒸す前に葉と茎を分けることできないかな〜なんて想像を膨らませています!

みなさんもこの茎茶の白茶「Antlers」にご興味がありましたら、こちらもぜひ調べてみてくださいね!!

参考文献:

Rare Tea Company:https://rareteacompany.com/products/malawi-antlers-white-tea