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【茶畑視察】その3.アメリカ農務省(USDA)ハワイ島メアラニ試験場の茶畑


メアラニ試験場の茶畑

この日は、ハワイ島ワイメア近郊にある、アメリカ農務省(USDA)のメアラニ試験場の茶畑を視察しました。


ハワイ島北部の丘陵地帯にあるメアラニ試験場

メアラニ試験場は、マウナケアさんのふもとにあり、ボルケーノとは、島の反対側に近い地域です。

この茶畑からは、天気がいいとマウナケアさんの山頂が見えるとのこと。


雨露にぬれるメアラニの茶畑

標高は1000mほどで、降水量は2500mm、スコールのような豪雨ではなく、霧雨のような雨が毎朝のように降るそうです。

訪問させていただいたのは、午前中だったのですが、この日も朝に霧雨が降ったようで、茶畑はしっとりと潤っていました。

そして、この茶畑が、これまでの見学した茶畑の中でも一番力があるように感じ、実際大きく育っていました。

このワイメア地域が一番茶作りに適しているのではないかと、質問をぶつけたところ、その可能性は高いが、ここワイメアは、土地の価格が非常に高騰しているとのこと。

その辺りの問題もあるのが難しいところです。



茶畑の横には、牧場がある。。。のどか

この茶畑を管理しているのが、Milton Yamazaki(ミルトン・ヤマザキ)さん。ワイメアで生まれ、この試験場に30年ほど勤めているそうです。

そして、この試験場では、お茶のほかにも、プロテアや牛、樹木(名前を聞きそびれた。。。)も育てており、いろいろな知識が身に付くが、専門性を高めるのが難しいということでした。


台湾式の生茶葉の炒り機

次に茶工場も見せていただきました。

ハワイ島では、台湾式の製茶方法が、今のところ一番多いようで、こちらも台湾式炒り製の製茶機械が導入されていました。



メアラニ試験場の皆さん。
左から3人目(奥)がミルトンさん。

ハワイの茶作りは、まだ始まったばかり。

今まで茶作りの歴史のなかったハワイで、商品作物を作るためのプランテーション移植ではない新しい形の農業が、ここに生まれたら、すごいことだと思います。

おぶぶとしてどのような形で、関わっていけるかはこれから次第ですが、この新しい農業への取り組みをぜひとも応援してゆきたいです。

茶畑を見せてくださった、ミルトンさん、そして試験場の皆さま、本当にありがとうございました!!


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