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●茶産地の饗宴♪vol.91










ふたつの茶産地の饗宴♪「知覧茶・和束茶
飲みくらべセット」はコチラから!

Vol.91 2005年 11月30日

おぶぶ.com http://www.obubu.com/









おぶぶの説明をするあっきー
丸坊主にして、さらに野性味アップ☆

どうも!

今年も残すところ、あと1ヶ月となりました!
冬もいよいよ本番というところですが、今回は、南国:鹿児島からのお客様について・・・。

鹿児島は、知覧(ちらん)町より、若手茶農家17人が、はるばる和束(わづか)町まで来てくれました!

さーて今回は、
いったい何が起こるのでしょうか!?

それでは、今日もはりきって
    【おぶぶNEWS】といってみましょう♪








■茶産地の饗宴♪









知覧(ちらん)町はここです♪

今回、和束町に来てくれたのは、
鹿児島知覧(ちらん)町の
若手生産者「知覧町茶青年の会」の皆さま。

ご存知かもしれませんが、知覧町は、
鹿児島の南に位置する大茶産地です。

人口、町の広さ、茶の栽培面積などなど、
だいたい和束(わづか)の2倍くらいの町です。

しかーし!

九州南端という、あたたかい気候や広大な茶畑のおかげか、茶の収穫量は、なんと和束町の3倍!(面積は、2倍なのにー!)

1番茶から4番茶まで収穫できるそうです!









また、鹿児島といえば、薩摩。

幕末の志士たちの活躍が脳裏に浮かびますが、知覧町には、古い武家屋敷もたくさんあり、薩摩の小京都とも呼ばれています。

そして、知覧町でのお茶作りは、
明治期に始まり、一気に拡大したそうです。


ぬけるような青空と武家屋敷









知覧町の茶畑のようす
広大な平野にひろがる茶畑と
お茶の収穫をしている乗用摘採機

知覧町のお茶作りの特徴は、
大規模で機械化が進んでいること。

知覧町では、乗用摘採機を30年以上の
むかしから、使っているそうです。
(和束では、今もあまり見かけない・・・。)

広大な茶畑で、機械化した知覧町と、
急傾斜地で、労働集約的な和束町とは、
ひじょうに対照的です。









会場はこんな感じでした!









まじめ顔ですが、
かなり面白いこともいっていました。

そんなモダンでマッシブな知覧町の皆さまに、ぼくたち【おぶぶ】が、お話しできることがあるのか~~~!?

そんな背景も ものともせず、笑いをまじえながら、たんたんと話すあっきー。

知覧町の方から、もっとも質問が集中したのは、さいきん和束町で生産が増えている抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)についてでした。









そして、 僕たちがもっとも興味ぶかったのは、
知覧町で育てている茶の品種の豊富さ。

全国的にみて、お茶の品種は、圧倒的に「やぶきた」に偏重しており、栽培面積の約80%が「やぶきた」であるといわれています。

しかし鹿児島県では、”脱やぶきた”の方針がとられ、県内のやぶきた率は、50%以下!
(ちなみに京都は、81%)

とうぜん、知覧町でもやぶきた以外の品種の育成に力をいれているそうです。

なかでも、青年会の山口会長の作る
おくゆたか」という、めずらしいお茶の話は、
興味ぶかかったです。



知覧町の皆さまです!









山口さん夫妻と三人むすめ
農林水産大臣省の受賞経験もある
茶づくりの実力派。

なんでも、この「おくゆたか」という品種は、
甘み成分であるアミノ酸を「やぶきた」の
2倍もふくむ品種で、甘くゆたかな香りが
特徴だそうです。

また「おくゆたか」は、生産が難しく、全国的にみてもほとんど生産されておりません。

つまり、『まぼろしのお茶』なのです。
まぼろしだけあって僕たちも飲んだことがありません!

ということで・・・♪

さっそく山口さんちの「おくゆたか」を
お取り寄せしちゃいました♪









そして、送っていただいたのは、
       「おくゆたかブレンド」。

おくゆたか」をベースに、鹿児島でもっとも
生産されている「ゆたかみどり」をブレンドした、山口さんオリジナルのオススメ茶です。

→もっと詳しく 
浮辺製茶のホームページ
(山口さんちのHPです。)


おくゆたかブレンド
さくらのかわいい茶袋です♪









茶葉は、深蒸しでありながら、
つやのある深いみどり色

茶葉は、1番茶の新芽のみ。
しかも新芽の先だけを使っているので、
茶葉は、小さめです。

蒸し加減は、「深蒸し」ですが、
茶葉は、それほど こまかくありません。

さっそく飲んでみたい☆・・・ところですが、

この「おくゆたか」には、やぶきたの2倍の
アミノ酸が含まれるといいます。

まずは茶葉自身の香りを楽しんでみましょう♪









やり方は、カンタン♪

急須に熱湯を注いで、しばらく待ちます。

急須の熱湯を茶碗にうつし、
からの急須に茶葉をいれます。

すると、急須の熱で温まった茶葉からは、
あま~いいい香りが立ちのぼります。

甘み成分であるアミノ酸成分が、
多い証拠です。

と茶葉の香りを愉しんだところで、
いよいよ、お茶を淹れてみましょう♪

熱湯であたためた急須に茶葉を入れる。
すると、甘い香りが楽しめる♪









水色は、きみどりに近いみどり色
おり(沈殿物)は少なめ

先ほど、茶碗にうつしたお湯を急須にもどし、待つこと40秒、茶碗にそそぎます。

水色(すいしょく)は、深蒸しですが、きみどりに近いみどり色。おりも少なく、澄んでいます。

口を近づけると、先ほどの茶葉の香りよりいくぶんやさしい、ふんわりとしたあまい香りがただよいます。

味は、深蒸しらしいすっきりとした渋め。丸みがあり、それでいて、さっぱりしています。

南国のかがやく太陽と澄みきった空をイメージさせる、さらりとしていて、熱のこもった味わいでした。










知覧町の茶畑
ぬけるような青空とひろびろとした茶畑


和束町の茶畑
やわらかな陽射しと山あいの茶畑








このまぼろしの「おくゆたか」を僕たちだけで楽しんでいたら怒られちゃいますよね!
皆さまのぶんも山口さんにお願いしてご用意させていただきました♪

今回は、この「おくゆたか」と、「かぶせ煎茶」をセットにして、ご紹介いたします!

南国のかがやく太陽と、ひろびろとした茶畑でとれた知覧町の「おくゆたか」と、
やわらかな陽射しと、山あいの急傾斜地がそだてた和束町の「かぶせ煎茶」を
ぜひ飲み比べてみてください。









知覧茶(ちらんちゃ)と和束茶(わづかちゃ)
ふたつの茶産地の夢の饗宴。
飲みくらべて、味わい・香りの違いをご自身で確めてみてください。









ふたつの茶産地の夢の饗宴。

今回、ご紹介した「おくゆたかブレンド」(1,050円) と、「かぶせ煎茶」(
1,785円)をセットにして、2800円で販売させていただきます。

さらに!

送料も無料!!
(※クロネコメール便でお送りします。)

ぜひ、知覧茶と和束茶の香りと味わいを
飲みくらべてみてくださいね♪

飲みくらべセットのご注文はこちらから










知覧茶(ちらんちゃ)・和束茶(わづかちゃ) 飲みくらべセット!







■ぶぶづけ食べや~♪









今回特別参加の巽(たつみ)さん
巽(たつみ)さんは、奈良で月ヶ瀬茶を
作っておられます。 雑誌を見て
僕たちを知ってくださったそうです。

今回、和束町にこられた知覧町 茶青年の会のみなさま。遠いところ本当にありがとうございました!!

知覧町を擁する鹿児島県は、静岡県に次ぐ日本で2番目の大茶産地。なかでも知覧町の茶生産量は、トップクラスです。

そんな知覧町も、和束町とおなじく年々
町の人口が減り、過疎化が進んでいます。

時代の流れは、若者を農業から
とおざけているのかもしれません。

しかし、そんな逆風のなかでも僕たちと
おなじようにお茶づくりに命をかける若者が、鹿児島にもいるのです。

次はいつ会えるか、わかりませんが、お互いに切磋琢磨して、茶業をとおして日本の農業をもりあげてゆければ、うれしいです!

それでは、ご意見ご感想お待ちしております。
info@obubu.com


お茶作りに命をかけたおかげで、パソコンには詳しくない人たちの集まりとなってしまいました。つたない対応しかできない部分もででくると思いますが、なにとぞ、あたたかなまなざしで見守ってやってください。